難関資格の合格のため、日々長時間の勉強に取り組んでいる人がたくさんいます。
毎日の勉強が習慣になるまでになっている人にとっては、ちょっとした息抜きも少し不安になる人もいるでしょう。
息抜きをしてしまって今まで順調に進めてきた勉強のペースを乱してしまうとか、すこしの息抜きのつもりが息抜きをしすぎてしまったなんてこともありえますからね。
不安に思うだけでなく、実際にほんの少しの息抜きのつもりが、実際には逆効果ということも多々あります。
とはいっても、資格試験の勉強には息抜きはやっぱり必要です。ただ上手に息抜きをしなければならないのです。
ではどうやって? 資格試験の勉強中に上手な息抜きの方法を紹介します。
資格試験の勉強に息抜きは必要か?
難関国家資格の合格のためには長時間の勉強が欠かせません。範囲が膨大ですし、細かい知識を体に覚え込ませることが必要なので短時間だけで合格をすることは難しいです。
長丁場になる資格試験の勉強ですから、走り続けると途中で“ガス欠”を起こしてしまう場合もあります。
長距離のマラソンも途中給水をしなければ好タイムで走ることは難しいでしょうし、人によっても異なりますが手をブラブラさせるのも一種の息抜きです。
マラソンと同じように資格試験の勉強でも息抜きは必要なのです。せっかく長く続けてきた勉強を挫折させないためにも、途中の息抜きを上手にする必要があります。
息抜きが勉強の効率を下げるときもある
資格試験の勉強の息抜きですが、上手にしなければ逆に勉強の効率を下げる場合もあるので注意が必要です。
せっかくの息抜きが勉強の効率を下げるようなことになれば逆効果ですが、勉強の効率を下げる息抜きとはどんなものがあるのでしょうか?
例えば疲れた息抜きをするという感じの息抜きは一見良さそうに見えますが、あまり良いものではなく、勉強の効率を下げることにもつながる可能性があります。
なぜこれがダメな息抜きになるかというと、自分の気持ちも入りこむため、ズルズルと勉強しなくなったりするからです。
疲れたら息抜きする → 今日は疲れているから休もう とか 昨日はたくさん勉強して辛かったから今日は休もうという感じです。
また、キリが良い所までで勉強をして続きは息抜きの後なんてのも、特にモチベーションが上がらない時には少し勉強の開始がダラダラしたりします。
どうしても開始直前はなかなか効率は上がらないですからね。ビジネスマンだって、長期休みの後の月曜日の朝なんかはなかなか仕事がはかどらないですからね。
上手な息抜きの方法とは?
では上手な息抜き、つまり勉強の効率が上がるような息抜きの方法はどのようなものでしょうか?
まずは最初に決めた日や時間にはきっちりと息抜きをするという方法です。
例えば日曜日は勉強をしないだとか、夜10時以降は勉強をしない、クリスマスや誕生日は勉強をしないなんてのがあります。
このように最初に決められた日や時間しか息抜きをしないということにしておれば、自分の評価が入る余地がなくなり、甘えも少なくなるものです。
決められた時間をしっかりと息抜きをしたのなら、逆に決められた時間は思いっきり勉強をしようという感じにつながりやすいのです。
また、あえて中途半端ところで勉強を終えて一服するというのも方法です。途中で終わったため、その後のことが気になり勉強をする意欲が湧きやすいからです。
また、キリが悪いところで終わることで、その箇所の最初から確認しながら勉強することにもつながり、息抜きをした後の復習効果もあるからです。
とにかく長丁場になりがちな資格試験の勉強ですから、一息入れて、その後再度しっかりと頑張るというサイクルが必要なのです。