宅建士試験が近づいてくると模擬試験を受ける人も増えてくるでしょう。順調に勉強を進められた人ですと模擬試験で高得点を取る人もいるでしょう。

 

試験直前期に合格安全圏内にいれば、本試験でも合格を手に入れられそうですが、そこにはちょっとした落とし穴があります。

 

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模擬試験の得点に一喜一憂しすぎてはいけない

 

模擬試験を受けると気になるのは得点ですよね!

 

得点が良ければ気持ちが良くなるでしょうし、逆に得点が悪ければ不安になって夜も眠れないという人もいるでしょう。

 

ただ模擬試験の得点がそのまま本試験の得点になるわけではありませんから、模擬試験の結果にあまり一喜一憂しすぎるのも得策ではありません。

 

得点があまり良くないなら、自分の弱点があぶり出されたということで、その弱点を克服するような勉強が必要です。

 

逆に得点が良ければ喜ぶべきことではありますが、気を抜くことなく本試験までの勉強を進めていく必要があります。

 

直前期に手を抜き、本試験の問題に直面したときに、思ったほど難しいと感じれば、試験中に焦りも出てくるので最後まで手を抜かないようにしなければなりません。

 

 

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完璧主義すぎるのは禁物

 

模擬試験の結果が良い人で特に注意が必要なのが、さらに上を目指しすぎることです。

 

宅建士試験は年度によって異なるものの、概ね35点程度得点ができれば合格ができることになります。たとえ40点以上得点したとしても、合格点ギリギリで合格した人と比べてなんの違いもありません。

 

それなのに、さらに満点や9割ぐらいで合格を目指す人もいます。こういう人は実力があるから、合格は確実かというと、意外に本試験で落ちる人がいます。

 

それも少数ではなく毎年一定程度の人が、模擬試験の結果が満点近い人でも落ちる場合があるのです。

 

なぜこんなことがあるのでしょうか?

 

 

基本事項をおろそかにしてはいけない

 

宅建士試験を合格するためには、基本を徹底して勉強すれば合格基準に達するわけですが、満点近くまでに達するためには、かなり細かい知識まで勉強する必要があります。

 

9割以上の得点を狙うとなると、どうしても細かい知識まで勉強することになります。その結果人によっては基本的な事項がおろそかになってしまうのです。

 

無理をして、基本事項に抜けが生じて不合格になってしまうなんてバカバカしいことはありませんよね?

 

宅建士試験は「満点を取る必要がなく、合格点を取れば合格できる」ことを肝に命じ、たとえ模擬試験で良かったとしても、欲を出しすぎないことが大事です。

 

 

模擬試験の結果が良くても基本事項を反復学習

 

模擬試験の結果が良い人でも、本番までにそのレベルを維持し、さらに確実に本試験の問題でも確実に合格点を取る必要があります。

 

そのためには、基本の論点をちょっとひねった問題でも対処できるように、とにかく基本事項を反復して学習する必要があります。

 

細かすぎるほとんど出題可能性がないような所を勉強するのではなく、出題可能性が高い基本的事項をしっかりと学習する必要があるのです。

 

このことを肝に命じて、模擬試験で良い結果の人は本試験に備えなければなりません。