宅建士資格は人にもよりますが、男性に向いている資格だなとイメージを持つ人も多いと思います。

 

不動産というものがなんだか男性が仕事にするという感じもあるでしょうし、実際に男女別の宅地建物取引士(就業者)数の統計では、平成29年度の数字ですが男性が 240,069 人に対して、女性は 72,653 人とおよそ3倍の開きがあります。

 

数字を見ると、宅建資格は男性向きのような感じはしますが、女性にも向いている資格といえるのでしょうか?

 

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宅建士資格は男性に人気

 

宅建士資格は、有資格者や就業者数の数にもあらわれているように、男性に人気の資格です。

 

宅建士試験は難関試験の中では、比較的合格がしやすいこともありますし、就職や転職に有利な資格ですし、不動産業界の営業職などに男性が多いのも理由でしょうか。

 

男性向きのようなイメージのある宅建資格ですが、実は女性にこそぜひ取得をして欲しい資格だといえます。

 

 

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宅建資格は女性にも向いている

 

男性向きのようなイメージのある宅建資格ですが、実は女性にもとてもマッチする資格です。

 

不動産業界は営業だけでなく事務系の仕事も多い業界です。高額な不動産を売買する男性セールスマンをイメージしがちですが、それだけではないのです。

 

事務職の需要もたくさんある不動産業界ですから、当然女性が宅建士資格を取っていても有利なわけです。

 

 

女性を活かせる職場も

 

宅建士有資格者を不動産事業者は設置する義務があるわけですが、重要事項の説明をして、宅建士資格者の記名押印がされた書類交付などが主な仕事です。

 

小さな不動産屋さんでありがちなケースですが、営業職が宅建士資格を持っているのではなく、事務の女性が宅建士有資格者というのもあります。

 

細かい家の説明などは営業職が説明をしているのですが、重要事項の説明になると事務の女性がバトンタッチするというケースもあります。

 

このようなケースもけっこうありますから、女性にも有用な資格だといえるのです。

 

また、不動産業はサービス業で接客が必要です。女性のきめ細かな気配りは接客でも活かせるでしょうし、来客にお茶を出すような場面も偏見でしょうが、男性より女性の方がしっくりきます。

 

このような不動産業ですから、経営者も事務職に関しては、女性が良いと思いがちです。ですから、採用にも有利ですし、さらに宅建士資格まであればトントン拍子で就職が決まるという場合もあるでしょう。

 

女性は結婚をすれば、出産や育児、さらに夫の転勤などによって元の職場を退職せざるを得ない場合も多いはず。

 

例えば転勤で見ず知らずの場所に行った際に、新たに就職となるとかなり苦労するかもしれません。不動産業は全国どこにでもありますから、宅建士資格を持っていればどこでも就職を狙えます。

 

また、出産や育児で仕事のブランクがあったり、毎日フルタイムの勤務が難しい場合でもパート勤務の需要もあるので大丈夫です。

 

パート勤務だと給料が低く設定されているのですが、宅建士資格の資格手当をもらえるケースもあるので、他の事務職と比べると給与水準が高めになることもあるのも魅力です。

 

宅建資格はたしかに男性が取っている場合が多いのですが、女性こそ役立つことが多い資格です。ぜひ女性のみなさんも宅建士資格を取得を目指して欲しいところです。