宅建士試験を独学で合格を目指すという人は決して少なくないです。
通学講座や通信教育であれば与えられた教材で勉強をすれば良いので、教材で悩むことはあまりありません。
しかし独学の場合は、そもそもどのテキストや問題集を選べばよいのかも悩みます。
合格するためにはとにかく実力をつける必要があるので1冊だけでは不安になります。
やっぱりテキストや問題集を何冊もやらないといけないのでしょうか?
テキストは何冊勉強すべき?
宅建士試験ですがテキストは何冊勉強すべきでしょうか?
たくさん勉強すれば合格が近づくような気がするかもしれませんが、何冊も勉強すれば良いのでしょうか?
やみくもにテキストを何冊も勉強をしても、勉強の効果は十分には上がりません。これでは時間をかけただけでもったいないですよね。
資格試験の勉強ですが、自分にあったテキストや基本書を見つけて、その本を何回も繰り返し勉強することが王道です。
ただテキストは単に通読するだけでは、力はつかないのです。
オススメの方法は問題演習をしながら、曖昧な点はテキストで確認するという方法です。
問題集は何冊取り組むべき?
テキストはできるだけ自分に合った1冊を選ぶことが大事ですが問題集はどうでしょう?
良くいわれることですが、ひとつの問題集それも過去問集をボロボロになるまで繰り返しすることが大事です。
過去問集は何冊か購入しても良いのですが、それは解説を確認するためが大きいです。
ひとつの過去問集の解説を読んでも納得がイマイチいかないような場合は、他の過去問集の解説を読んでみるとスッキリ分かる場合があります。
もちろんテキストの該当箇所を読むぐらいの丁寧な勉強が良いのですが、時間を節約したいというのであれば過去問集を複数冊取り揃えるのも良いでしょう。
またひとつの過去問集では問題の収録年数が少なくて、もっと広い範囲を勉強したいという場合もあるでしょう。
ブックオフなどでは古い過去問集などを格安で販売している場合もあるので利用できそうですが、古い過去問集に取り組む場合は法改正には十分注意しなければいけません。
解説が法改正に対応していないため、誤った知識で覚えるかもしれませんので、法改正がある場合は最新のものと対照をすることが必要です。
予想問題集はやるべき?
過去問集の他にも「予想問題集」や「実践問題集」などの名称で資格予備校などのオリジナル問題集があります。
過去問以外にもそんな問題集もやるべきなのでしょうか?
過去問を何度もやっても実戦力がつかないから、予想問題などオリジナル問題はどんどんやるべきという考え方もあります。
しかし、本試験に勝る問題はありませんし、過去問集が最も優れた問題集であることは間違いありません。
予想問題集をやることは実戦力をつける意味では悪くはないですが、優先順位としては過去問がまず先です。
過去問集を何度もやって、今後どのような問われ方もされても対応できるように、過去問集で理解力を高めることが大事です。
基本的にはテキストも問題集も自分に合ったものを繰り返し何度もやるのが基本です。くれぐれもたくさんの基本書や問題集を購入して、勉強をやったつもりにならないように。