宅建士試験の試験科目は大きく分けると4つに分類できます。
4つの試験科目はどこから手をかけていけば良いのかは、これから勉強を始める人にとっては悩みどころです。
単純にテキストの順番通リに勉強すれば良いのでしょうか?
どこから勉強すると効率が良いのか、そのオススメの順番を紹介します。
宅建士試験の試験科目
宅建士試験の試験科目ですが大きく分けて次のような4つに分類されます。
- 権利関係(民法等)
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税・その他
こちらの記事では特に重きをおいて勉強すべき科目についても紹介をしています。科目別配点を考えると勉強の比重は考えるべきですからね。
それではどの科目から勉強を始めるべきなのでしょうか? 単純にテキストや問題集の順番通りに勉強をすれば良いのでしょうか?
テキストの順番通りに勉強すれば良いのか?
宅建士試験の勉強ですが、単純にテキストの順番通りに勉強すれば良いのでしょうか?
では多くのテキストは試験科目の順番はどうなっているのでしょうか?
多くの受験生に定評のあるこちらのテキスト「らくらく宅建塾」の場合ですが、権利関係の民法からスタートをしています。
らくらく宅建塾(2018年版) [ 宅建学院 ]
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権利関係は宅建士試験で配点の比重も高いですし、難易度も高いため合格を左右する最も重要な科目ともいわれます。
重要な科目から始めると考えると早めに勉強を開始すべきという考え方もあるでしょう。
また、権利関係は他の科目の基本ともなる民法になるので、まずは民法を理解することが他の科目の理解度を上げるという点もあります。
ただ、権利関係から勉強を開始することでマイナス面もあります。
それは権利関係は難解な法律用語も多く、難易度が高いため特に法律初学者にとって勉強がつまづいてしまう場合もあるのです。
そのため、ユーキャンのテキストでは比較的難易度が低い宅建業法からスタートするという例もあります。
ただ圧倒的に多いのが、権利関係からスタートして→宅建業法→法令上の制限→税・その他という順番です。
最初はこの科目を勉強したい
テキストによってスタートする科目の順番が若干異なりますが、どの科目を最初に勉強すべきなのでしょうか?
最初は多くの教材で採用をしている権利関係の民法からスタートをすべきです。
民法は法律の土台となる科目ですし、宅建士試験での配点も高くなっていますからスタートにすべき科目です。
出題範囲も広く勉強に時間もかかるということもあるので、早めに民法や権利関係に取り組むべきという考え方もあります。
ただ、権利関係は難易度は高いため、勉強に挫折してしまうリスクもあります。
権利関係で思うように勉強が進まないという感じになれば、他の科目の勉強を先に行うのも良いでしょう。
勉強の効率が良い順番を紹介
権利関係から勉強を開始するとして、どのような順番で勉強をすれば効率が良いのかオススメを紹介します。
オススメとしては権利関係→法令上の制限→宅建業法→税・その他という順番です。
多くの教材では権利関係の次に宅建業法という順番になっていますが、法令上の制限を先にする方法をオススメします。
確かに宅建業法は20問という出題数があり、宅建士試験における合格のウェートがとても高いです。
また比較的難易度が低いということもあるので、勉強の勢いをつけるという点でも良い面もあります。
そのためできるだけ早く勉強を開始すべきという考え方もあります。
ただ、宅建業法の中では法令上の制限の理解があったほうが理解がしやすい場面がけっこうあります。
そのため先に法令上の制限に取り組んだほうが効率が良いのです。
さらに宅建業法は暗記科目ということもあるので、あまり早めに勉強をしてしまうと、本番で忘れてしまうという面もあります。
そのため宅建業法は多少勉強する順番が遅れても、一気呵成にガツガツ勉強をするのが宅建業法のオススメの勉強です。