宅建士の資格を取りたいと思っても、その道程にはいくつものステップがあり、長い時間がかかります。
宅建士試験は1年で1回だけの試験なので、受験申込期間を過ぎてしまうと「また来年」ということになってしまいます。
これではせっかくこれから勉強をしようとする気持ちもトーンダウンしてしまいます。
宅建士試験の受験申込から合格証の交付されるまでの流れをしっかりと把握し、将来宅建士として登録されるまでの道のりを描いておきましょう。
受験申込から宅建士になるまで
受験申込からスタートして、晴れて宅建士になるまでの道のりを紹介をします。
受験申込にはインターネットでの申込みと郵送での申込みがあります。
インターネットでの申込み開始
宅建士の申込み方法は郵送での申込みとインターネットの申込という2種類があります。
インターネットでの申込みは、こちらの一般財団法人不動産適正取引推進機構のホームページにアクセスすると、試験案内が7月上旬に掲載されます。
受験受付期間は7月上旬から7月中旬までの短い間なので忘れずに早めに申し込みを済ませてしまいましょう。
宅地建物取引士試験受験申込画面にアクセスし必要事項を入力し、顔写真ファイルを送信することで申し込みが完了します。
7000円の受験手数料は、クレジットカードを使ってオンラインで決済もできますし、コンビニ決済を利用することもできます。
受験申込書の配布と郵送申込み
宅建士試験はインターネットでの申込みもできますが、どうしてもアナログな方法でしたいという人は7月上旬に申込書の配布が始まるので入手しましょう。
また郵送での申込みはインターネット申込みより申込期間が長いので、インターネットでの申込みができない場合は郵送申し込みを利用しましょう。
所定の必要事項を記載した受験申込書と顔写真1枚の2点を郵送で提出することになります。
7000円の受験手数料は、所定の振替用紙又は銀行振込で受験申込前に納入することになります。
試験日と試験時間
試験日は例年10月の第3日曜日。試験時間は午後1時~3時までの2時間になります。
試験会場による違いはなく、全国で同時に行われ問題も同じものです。
合格発表
都道府県ごとに発表をされますが、12月の第1水曜日又は11月の最終水曜日のどちらかになります。
宅建試験は比較的早く合格発表が行われますが、それでも1ヶ月以上試験の結果がわからないことになります。
試験の結果が気になって仕方ないという人はこちらの記事を見てみてください。
あまり不安になっても仕方がないので、できるだけ将来のことを考えるべきです。
合格証書の交付
宅建士試験にめでたく合格すると合格証書が交付されることになります。
今までの勉強の苦労が報われるときで、もらったときはとてもうれしい瞬間です。
合格証書は不動産適正取引推進機構理事長名で作成され郵送されることになります。
受験した試験地が明記されるので、どの都道府県で試験を受けたのかも後々まで分かります。
合格証書の交付を受ければ、晴れて宅地建物取引士としてデビューできるのかというと、まだその先があります。
宅地建物取引業の実務経験が2年以上あれば、宅地建物取引士登録申請をし、欠格要件がないかなどを審査後、登録が完了します。
宅地建物取引業の実務経験が2年以上なければ登録実務講習を受けなければなりません。
以上が受験申込から宅建士になるもので長い道のりです。
道のりは決して平坦ではありませんが、それだけに達成感や喜びもひとしおなのです。