宅建士試験の勉強には大きく分けると、独学、通信教育、通学講座という3つのルートがあります。
それぞれ一長一短がありどれを選ぶかどうかは自分にあった勉強方法を選ぶことがとても大事です。
3つのルートそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
3つの勉強法の特徴を紹介
まずは3つの勉強法それぞれの特徴を紹介します。
自分の性格や住んでいる場所や職場の場所などを考慮して自分にあったものがどれかのヒントにしましょう。
独学の特徴
- 費用が安い
- 合格まで時間がかかる
- 自分の都合に合わせて勉強ができる
独学の特徴は費用が安くすむことがあります。
大手予備校などの宅建講座は高額なものもありますが、独学の場合はテキストや問題集だけで合格をしたという人もたくさんいます。
通信教育の特徴
- 独学よりも費用がかかるがそれほど高くないものもある
- 勉強を継続する意志が必要
通信教育の特徴は独学よりも費用がかかるのですが、最近ではネットを使ったそれほど高くないものもあります。
通信教育は基本的には自宅などで一人で行うことになりますので、周りにお尻を叩いて勉強を促す人がいないためしっかりとした意志が必要です。
通学講座の特徴
- 最も費用がかかるが最短での合格が期待できる
- 教室に通う
通学講座の特徴は、3つのルートの中で一番費用がかかるということです。
費用がかかりますがそれだけの価値があり、講義も生で聴けるので自ずと真剣度合いも違ってきますし、講師への質問もしやすいです。
講座のフォローも充実しているため最短での合格が一番期待できるルートではあります。
独学のメリットとデメリット
独学の特徴でも述べたように費用の安さは独学の大きなメリットです。
最近は給与もなかなか上がらないという人も多いでしょうし、日々の生活だけで精一杯という人にとっては費用面は重要です。
マイペースで勉強ができるのも独学のメリットです。
例えば通学講座では決まった日程があり、どうしても仕事で出席できないという場合もあるでしょう。
独学の場合はそもそもそんな日程に縛られることなく、自分の生活に合わせて勉強ができる点は良い場合もあります。
費用の安さやマイペースで勉強ができるという利点は、その反面もデメリットも出てきます。
独学は市販のテキストや問題集を使って勉強をすることになるでしょうが、合格のためのノウハウが通信教育や通学講座よりも劣りがちです。
そのため、合格までの期間が長くなったり、結局合格できないまま諦めたということがよくあります。
また、マイペースで勉強ができるといっても意志が弱い人は、勉強をサボりがちになってしまいます。
マイペースでもスキマ時間などを効率的に使って勉強をするような人は独学でも合格のチャンスは十分にあります。
通信教育のメリットとデメリット
通信教育のメリットは独学よりは費用はかかるものの、それほど高額でもなく一流講師の講座を受けることができる点です。
以前は通信教育でも独学の講座を録音・録画したものを使っていて、通学講座よりも少し安い程度のものがよくありました。
しかし、最近では非常に安価なネットを利用する通信教育が登場してきており、かなり費用を抑えて勉強をすることができます。
大学受験の通信教育の例ですが、有名なスタディサプリなんかな月額1000円もしない価格で、塾や予備校と比べるとその価格差がありすぎます。
最近の通信教育のクオリティや価格の安さを考えると最も一押しの合格ルートです。
ただし、通信教育も独学ほどではないですが、勉強に対する強い意志が必要です。
通信教育は教室に通うということがないため、どうしても仕事で忙しいときなどは、勉強をサボりがちになってしまいます。
スマホでも講義を視聴できるものなら、通勤・通学時間などのスキマ時間でも勉強ができるので、時間を大切に使える人ならピッタリの短期合格ルートです。
通学講座のメリットとデメリット
通学講座のメリットは、高いお金を払って教室に行くわけですから、それだけでも勉強の動機づけになる点です。
「これだけの出費を無駄にできない」
という意識が出てきて勉強の励みになります。
講師の講座も通信教育だと、「また後で聞き直せば良いや」という甘えが出てきたりしますが、通学ならその講義に集中します。
この集中力が実力を上げていくのです。
さらに通学講座なら講師にすぐに質問ができるのはもちろんですが、勉強のバックアップ制度も充実していル場合が多いでしょう。
なかなか勉強が手につかないという人に強制的に勉強をさせてくれる感じで、意志が弱い人にはあった合格ルートです。
短期合格の可能性が一番高い通学講座ですが、デメリットはまず費用が高いということ。
費用が高いのは、逆にこれだけの出費をしたんだから絶対に合格するというモチベーションにもつながるので決して悪いことばかりではありません。
ただし日程に縛られるのも通学講座のデメリットです。
急な仕事などで講座に出席できないような場合もあるので、忙しい人にはちょっと厳しいルートかもしれません。
どの合格ルートも一長一短があります。大事なことは自分にあうスタイルを選ぶことです。
自分に合う勉強法で短期合格がより現実的になります。