心理・カウンセリング関連の国家資格は従来はありませんでしたが、今年新たに国家資格である「公認心理師」試験が初めて行われます。

 

心理学を勉強したり、カウンセリングを仕事にしたいという人は多く、様々な関連資格がありました。

 

中でも臨床心理士がメジャーな資格ですが、受験資格が大学卒業に加えて指定大学院修了することが必要です。

 

臨床心理士を目指す人に通信制の大学院や社会人を主に対象とした大学院もあり、心理・カウンセリングという仕事の人気ぶりがうかがえます。

 

そんな心理・カウンセリング関連の国家資格となる「公認心理師」の試験が今年2018年9月に実施されますが、早くも人気になっているようです。

 

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公認心理師試験関連の書籍が続々重判

 

公認心理師試験関連の書籍が出版開始からすぐに人気になっているようです。

 

国家資格という“国のお墨付き”となるため、多くの人が試験受験に向けて動き出している様子が見て取れます。

 

 

発売と同時に重判が決まるなど続々と多くの書籍が重判になっているようです。

 

 

Amazonの書籍ランキングでも、「心理学」の部門でランキング13位にこの本がランクインをしています。

 

 

心理に関する書籍は人気のものも多いことも考えると、この高い順位が公認心理師がちょっとした人気になっていることがわかりますね。

 

さらに楽天ブックスの人気ランキングでは、「科学・医学・技術ランキング」でこの本がなんと1位。

 

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さらに3位にもこちらの書籍がランクインしており、ネットや街の書店で高い人気を誇っているのがわかります。

 

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まだ発売前の予約の段階なのですが、試験に向けて1日でも早く試験対策関連の書籍を手に入れたいという人で、予約がたくさん入っているようです。

 

アマゾンでは中古商品がちょっと高値になっていますので、もしかして転売目的も少し含んでいるかもしれませんが(^_^;)

 

いずれにしろ公認心理師試験がそれだけ話題になっている証拠ですよね。

 

 

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公認心理師試験の難易度は?

 

公認心理師試験は今年始めて行われる国家資格のため、どれくらいの難易度になるかはハッキリとはわかりません。

 

公認心理師試験は誰でも受験できるわけではなく、受験資格に以下のように高いハードルが設けられています。

 

  • 大学で「必要な科目」を修めて卒業 且つ 大学院で「必要な科目」を修了
  • 大学で「必要な科目」を修めて卒業 且つ 「特定の施設」で2年以上「心理職の業務」に従事
  • 上記2つと同等以上の知識及び技能があると認定される

 

大学で心理学関連の必要な科目を修めていない人は、大岳院を卒業しても受験資格を得なかったりで臨床心理士よりもやや門戸が狭いような印象も受けます。

 

そのため、誰でも受験できるような国家資格のような低い合格率になるようなことはないはずです。

 

臨床心理士試験の合格率が例年60%程度で推移していますが、それに近い水準に当面はなりそうな気がします。

 

2人に1人程度が合格となると一見それほど難易度が高くない印象もあるかもしれませんが、そもそも受験者の母集団が実務経験者など高いレベルの人が多いため、他の資格との単純な比較はできません。

 

 

将来の難易度アップも

 

新しい国家試験は最初のうちは難易度が低めで、徐々に難しくなっていく傾向があります。

 

この傾向がそのまま公認心理師にも当てはまるかは微妙ですが、人気の心理学関連の貴重な国家資格だけに、今後現在の高校生や大学生が目標に定める場合も出てくるでしょう。

 

そうなると受験者が増えてきて自ずと試験の難易度上昇につながる可能性はあるでしょう。

 

また、心理・カウンセリングという仕事が「雇用」という側面では少し魅力に欠ける点があるのは気になるところです。

 

看護師やリハビリ系資格のように雇用の数や給与水準も高まってくると、より目指す人も増えて来るでしょうが、果たして今後はどうなのでしょうか?

 

メンタルヘルスの重要性は日本社会では特に高そうですから、確実に心理職のニーズは高いのですが。