司法書士を目指している人などが気になるもののひとつが、司法書士という資格の社会的ステータスです。

 

ただ独立開業ででっかく稼ぐことができる反面、食べるのが精一杯という人もいるのも実情です。

 

昔は司法書士で独立すれば、しっかりと稼ぐことができたのですが、今は競争激化によってそう簡単にはいきませんからね。

 

また、勤務司法書士になると、大企業勤務と比べるとかなり年収は低くなってしまうのが普通です。

 

独立して成功をおさめれば、それなりの高年収にはなりますが、それは一握り。

 

年収だけで考えると司法書士のステータスもそれほど高くないとも思えるのですが、実際司法書士という資格の社会的なステータスはどうなのでしょうか?

 

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司法書士の社会的ステータス

 

司法書士になるには、超難関といわれる資格試験クリアしなければなりません。

 

資格の難易度でいうと日本でもトップクラスの司法書士試験ですが、その社会的なステータスはどうなのでしょうか?

 

基本的には法律専門職という世間の認識もあり、司法書士の資格には高いステータスがあります。

 

多くの人からは「難しい資格を取得した人」、「頭が良い人」という印象を持たれます。

 

世間の人は法律にウトイ人が多いですし、法律はすごく難しいものと思っている人も多いですからね。

 

ただ、実を言うと司法書士がどんな仕事をするのかわかっていないという人が多くいるのも事実です。他の法律資格である行政書士と区別がつかない人もたくさんいます。

 

 

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同じ超難関資格の公認会計士と比べると?

 

日本の資格の難易度で最高峰に君臨するのは司法試験です。

 

そして次に続くのが司法書士や公認会計士などの資格になります。

 

では同じ超難関資格のひとつである公認会計士と比べると、司法書士のステータスはどうなのでしょうか?

 

これは実際には公認会計士のほうがステータスは高いといえるでしょう。

 

かたや会計資格の最高峰といわれる資格ですから、その世間の評価はとても高いのです。

 

一方難しくて試験の受かりにくさでは同じような司法書士試験ですが、法律資格では司法試験の存在があるため、どうしても影に隠れがちです。

 

公認会計士も、昔のように資格を取得すれば一生安泰というわけでもなくなってきましたので、年収も考えるとそれほど高いステータスがあるとまではいかないでしょう。

 

一方司法書士は、バブル時代などは不動産登記で相当稼いだ人もいましたし、そもそも需要に対して司法書士の数がそれほど多くなかったので独立して稼ぐ人も多かったです。

 

ただ、近年は過払い金請求などで一時期潤った司法書士も一部にはいるものの、その過払い金請求も今後は期待できませんし、不動産取引も人口減少で厳しい状況ですから、年収面は厳しいですね。

 

 

大企業勤務と比べると?

 

大企業に勤務する人と比べると司法書士のステータスはどうなのでしょうか?

 

大企業といっても、その会社や業種、仕事内容によっても異なりますが、大雑把に言うと大企業勤務のほうが社会的なステータスは高いかもしれません。

 

確かに司法書士は独立開業をして成功をすれば、大企業勤務の平均年収より高い年収を得ることができるでしょう。

 

しかし、成功できるのは一握りですし、資格がなければ自営業者ということで、どうしても収入が安定しないとみるような人もいるでしょう。

 

もちろん今の世の中は大企業だって一生安泰というわけでもないのですがね。

 

それでも安定度はやはり大企業勤務に軍配が上がりますし、クレジットカードをつくるにしても大企業勤務のほうがつくりやすいはずです。

 

司法書士は資格取得者が多くなってきて、年収は人によって幅がかなりありますし、勤務司法書士となるとかなりの薄給で働いている人もいます。

 

それでも世間の評価は高く、かなりのエリートと考える人もたくさんいます。

 

これからの司法書士のステータスも司法書士自信が、どれだけ新しい事業を開拓できるかということにも左右されのかもしれません。