シリーズで行っている各年代別の資格試験の勉強法の注意点。今回は40代です。

 

40代だけでなく、それ以上の50代や60代の人にも当てはまることが多いので参考にできます。

 

いわゆる中高年といっても良いでしょうか。

 

40代、それ以上の世代の方の勉強の注意点を紹介します。この世代は特にご自分の特徴を生かした勉強が大事です。

 

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自己管理能力は最も高い世代

 

30代も社会経験が増え、若い頃と比べると自己管理能力が高くなってくるのですが、40代はさらに自分を律することができる世代です。

 

会社でも目標を決めて、その目標を遂行することが日常になっていますし、多くの人は部下に指導する立場になっています。

 

そんな40代ですから合格という目標を決めて、継続的にコツコツ勉強するのはあまり苦にならない人も多いでしょう。

 

資格試験、特に難関資格ほど学校の定期試験と異なり、とにかくコツコツと長期間かけて勉強することが必要なのです。

 

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早起きが苦にならない人が多い

 

40代以上の中高年の人でよくあることが、朝早く目覚めてしまうということ。

 

年齢を重ねると眠りが多少浅くなるのでしょうか、早起きの人が多くなります。

 

朝早く起きるということは、資格試験の合格ではとても有利です。

 

というのも朝は勉強をするための「ゴールデンタイム」だからです。

 

夜は勉強をすることを阻む様々なものがあります。

 

例えばテレビ。夜見たいドラマやスポーツ中継があり、勉強をする予定でしたがテレビを見てしまったということも多くの人が経験しているはずです。

 

また、仕事の都合で帰りが遅くなった、接待や付き合いでお酒を飲んでしまったので勉強にならなかったということもあるでしょう。

 

とにかく急な用事や誘惑で予定が変更されやすいのが夜です。

 

一方朝はというと、邪魔をするものがほとんどありません。

 

周りは早朝ならまだ寝ていますし、電話もかかってきませんし、静かで集中して勉強ができる環境があります。

 

「早起きは三文の得」

 

といわれますが、資格試験の勉強に関しては早起きして、勉強に励むことはそれだけ合格に近づくともいえるでしょう。

 

記憶力の低下

 

歳を重ねることで記憶力が低下することは避けられません。

 

40代以降になると、記憶力の低下は顕著になり資格試験の勉強で不利になる場面もあるでしょう。

 

ただだからといって対策を立てることで、そのデメリットを軽減することはできます。

 

例えば記憶力が低下してなかなか覚えられないなら、何度も繰り返して勉強をすれば良いのです。

 

それができるのが自己管理能力がある40代の人ですから、スケジュールを決めて繰り返し勉強をしましょう。

 

また、単純記憶が衰えたとはいえ、意味付けをしたものに対しては中高年の人でもしっかりと覚えるものです。

 

ですから抽象的・単純に覚えるのではなく、具体例を考えて意味付けをして勉強すると覚えやすくなるでしょう。

 

勉強を工夫すれば記憶力の低下をカバーすることはできるのです。

 

 

体力の低下

 

歳を重ねると体力が低下することは仕方がないことです。

 

若い頃と比べて、無理をすれば翌日の体調にこたえるなんてことはよくあることです。

 

また、試験の直前期は追い込みの勉強が必要な場合もあるでしょうが、40代以降の人は若い人と比べるとガンガン勉強することは体力的に厳しい場合もあるでしょう。

 

ただ、一気呵成に勉強できないなら、計画的に勉強をすれば良いだけです。

 

計画的に勉強すれば直前期の追い込みも必要はそれほどありません。

 

夜に勉強

 

早起きして勉強をすることの有用性はすでに述べました。

 

ただ、良いとは分かってもどうしても早起きが苦手という方もいるでしょう。

 

中高年の人でも夜型の人はいるでしょうし、そんな方は夜中心の勉強になるでしょう。

 

私はテレビも見ないし、人付合いもあまりないという方は、夜集中できる環境であれば、夜に勉強しても効果は上がります。

 

朝、夜問わず自分にあった勉強時間で学習をすることが大事です。とにかく勉強を継続できるように、まずはペースをつくることを心がけましょう。