資格試験の勉強を効果的に行うためには、たくさんの時間を費やすことが必要ですが、それ以上に大事なことがあります。

 

それは集中力。

 

集中力を保って勉強をするのと、なんとなくダラダラと勉強するのとでは、その効果にはるかな違いが出てきてしまいます。

 

ところが、世の中の多くの人は集中力がなかなか続きません。

 

少し勉強をしては他のことが気になり、最近はスマホで気軽にネットができるので、すぐ手元が本からスマホに変わっているという人も多いでしょう。

 

資格試験のを短期で合格するためのポイントともなる集中力。その保ち方を紹介します。

 

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集中力を保つ方法

 

勉強中に気が散って、なかなか集中が出来ないという人は、この集中力を保つ方法を試してみましょう。

 

アメとムチを使う

 

人は不快を避けて、快を求める行動を取りがちです。

 

苦痛なものはなんとかして避けたいし、気持ちの良いものはやっぱりダメと思っても行いたいというのが人間の本能的な行動です。

 

資格試験の勉強はどうですか?

 

人によっては、勉強が「快」という人もいるでしょうが、多くの人は勉強をすることは「不快」に分類されるのではないでしょうか?

 

となると不快な勉強を避けて、快となる遊びなどに気が散ってしまうのは仕方がないことかもしれません。

 

ただ、仕方がないことで諦めてしまっては資格試験の合格はおぼつかないでしょう。

 

そこで取り入れたいのが「アメ」と「ムチ」。

 

不快なムチを打たれ続けても、ずっと集中力が続きませんが、「ここまで勉強をすれば、自分にご褒美をあげる」という「ムチ」を用意すれば、なんとか集中力を保って頑張れるものです。

 

ムチとなるものは、何も商品などでなくても良いです。

 

例えば10分だけスマホをいじれるとか、常日頃のありきたりの行動でもかまいません。ただし、アメとなるものは短時間で終えるようにしないと、アメとムチのはずが、アメばかりということにもなりかねません。

 

 

勉強を好きになる

 

資格試験の勉強を好きになれば、何もアメとムチをそれほど使わなくても集中力を保って勉強をすることができるはずです。

 

そんなことが出来たら苦労はしないよ。

 

という声が聞こえてきそうですが、好きになれば楽しみながら勉強をすることができるので、集中力が続きやすいです。

 

 

勉強の仕方を変える

 

同じことをやり続けていると単調になったり、飽きてしまい途中で集中力が途切れがちです。

 

そこで勉強を方法を変えることで飽きるのを防ぎ、集中力を保てます。

 

例えば最初の2時間は講義を聴き、その後2時間はテキストを読む。そして続く2時間を過去問演習をするということにすれば、勉強に飽きるのを防ぐことができます。

 

まる1日、テキストを読むというのでは、なかなか集中力が続きません。

 

 

今やるべきことをハッキリさせる

 

資格試験は膨大な試験範囲に及ぶ場合が多く、あれこれやらないといけないと思いがちです。

 

ただ、あれもこれもやらないといけないと思っていても、結局の所何もできなかったということは、多くの人が経験をしているはずです。

 

人間は今やるべきことがハッキリとしていない場合は、なかなか行動に移せないものです。

 

膨大な試験範囲の中でも、今やるべきことは「この範囲で」、さらにこの勉強方法で行うことをハッキリとさせておきましょう。

 

 

心身ともにリフレッシュ

 

心や身体が疲れていれば、なかなか集中力を保つことはできません。

 

特に気をつけたいのが睡眠時間です。

 

仕事で忙しくて、なかなか十分な勉強時間が取れないという人は、睡眠時間を削りがちです。

 

ただ、睡眠時間を削ることで疲れをためることになってしまって、結果的に勉強の成果が上がらないなんてことはよくあります。

 

いくら忙して勉強時間を捻出するのは難しくても、心身の調子を壊すような睡眠時間を削るようなことはやめましょう。

 

それよりもスキマ時間を有効に使うなど、睡眠時間を削ることなく勉強時間をつくり出すことの方が大事です。

 

勉強時間を作れば仕事をしながら難関資格に合格できる 勉強時間の作り方を紹介

 

体をリフレッシュする方法は、机に長時間座って勉強をしていると、どうしても疲れてしまいます。

 

長時間座ることは、人間にとってあまり良い行動ではありません。

 

そのため、勉強時間の合間に適度な休憩を挟みことが大事です。

 

休憩のときに、少し全身運動をしたり、少なくとも立ち上がってストレッチをすることも疲れを癒やすのに効果的です。

 

また、精神的な疲れを取るために好きな音楽を聴くのも良いでしょう。

 

ただし、あまり長時間に及べば、今度は好きなものを続けたくなるのが人間の素直な行動です。

 

ですから、音楽を聴くにしてもこの1曲だけとか、10分程度など短時間で済ますことが大切です。