宅地建物取引士試験は年度によって合格率や合格点に多少の違いがあります。

 

それほど大幅な違いがないのですが、何割正解をしていれば合格という絶対評価ではありません。

 

宅建試験の合格点と合格率の推移を確認し、この点数を取れば合格できるという目安をまずは確認しましょう。

 

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宅建士試験は何点とれば合格?

 

宅建士試験の合格点ですが年度によって多少のバラつきがあります。

 

低い合格点の年度を参考にすれば、受験した年の合格点が上がれば合格はできません。

 

では、だいたい何点を目標に勉強をすればよいのでしょうか?

 

宅建に確実に合格をするのなら50問中35点、つまり7割の正答率を目指しましょう。

 

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7割の正答率はハードルが高い?

 

目指す合格点を聞いて、7割も正解する必要があるのかと衝撃を受けた人もいるかもしれませんが、ちょっとハードルが高いような印象を受ける人もいるでしょう。

 

では7割の正答率は高いハードルなのでしょうか?

 

たしかに3割しか間違えられないと考えると少し難しいと思うかもしれませんが、逆に3割も間違えることができると考えることもできます。

 

つまり、100点を取る必要はないということです。

 

宅建試験はたしかに範囲は膨大ですが、その範囲全てを完璧な知識を得ておく必要はありません。

 

また試験がマークシート方式で行われるため、場合によってはやや曖昧な知識があっても正解を導くことはできます。

 

頻出問題ほど確実な理解が必要

 

たしかに7割の正答率はそれほど高いハードルではありませんが、それでも勉強の仕方によっては低い点数が取れず合格レベルまでとても到達できないということもあります。

 

勉強のコツとしては頻出問題など特に重要箇所ほど確実な理解をすることです。

 

宅建試験は4択の択一問題方式です。単純計算で問題の正答可能性は25%ということになります。

 

理論的には適当に解答用紙にマークしても25%程度は正解できるということです。

 

でもこれが、重要な頻出箇所が選択肢に含まれていて、その選択肢が確実に正解や間違いと分かればどうでしょう?

 

その重要箇所が正解と分かれば確実に1点を得るわけですし、間違いと分かればその選択肢を消すことができます。

 

選択肢を一つ消すことができれば、単純計算でその問題の正答可能性が三択になり、約33%ということになります。

 

選択肢を二つ消すことができれば、二択になり正答可能性50%ですからかなり合格が近づいているのが分かりますよね!

 

資格試験の勉強は重要箇所ほど確実な理解をして、確実に選択肢を絞れるようにすることが大事です。

 

 

合格率の推移

 

宅建士試験の合格率ですが、年度によって多少のバラツキがあるものの15~17%ぐらいになっています。

 

超難関資格だと合格率が一桁台というものも珍しくありませんが、20%を切っているちょっと合格率が低いという印象を持つ人もいるでしょう。

 

10人に8人以上が試験に落ちると考えると、競争率が高いというイメージを持つかもしれません。

 

意外に低い合格率の理由

資格試験によっては5割以上の合格率を誇る試験もありますから、それらの試験と比べると宅建の合格率は意外に低いと感じる人もいるでしょう。

 

では宅建試験はなぜこんなに低い合格率なのでしょうか?

 

まず合格率が低くなる要素として、宅建試験の受験資格がないということがあげられます。

 

つまり、誰でも受験できるため、とりあえず受験しとこうかという層も存在するのです。

 

宅建の場合は業務上必要となる資格のため、会社によっては社員に強制的に受験させる所もたくさんあります。

 

とりあえず受験する人の多くは高い得点を取る事ができません。あまり勉強をしていないから当然ですよね。

 

高い得点を取ることができない人が増えれば、合格率や合格点を下げることになります。

 

宅建のような人気にある試験は受験者も多くて、中にはとても簡単な試験と勘違いをしてあまり勉強をせずに試験を受けている人もいますからね。