2018年度の宅建士試験が10月21日(日)に行われました。本試験の出来はどうだったでしょうか?
試験が終わると次の目標にすぐに動き出せるかどうかは大事な点です。すぐにスタートできるかどうかによって、今後の人生に大きな影響を与えることもあります。
そのための第一歩は解答速報です。合格通知が届く前に、自分が合格レベルにあるのか、ボーラーライン上なのか、それとも残念ながら不合格になりそうなのかをある程度はっきりさせた方が良いです。
各予備校などが発表する解答速報情報と、立ち位置による今後の目指すべき方向性を紹介します。
宅建士試験解答速報情報
10月21日(日)に行われた2018年度の宅建士試験の解答速報情報です。資格試験の中でも受験者の数がトップクラスで人気の宅建士試験ですから、解答速報も多くの予備校などで行われます。
平成30年度 宅地建物取引士試験 解答速報
まずは最大手TACです。試験当日の16:40に公開予定です。
「解答解説冊子」や得点分析結果の「本試験データリサーチ」が無料でもらうことができます。これらの特典は、今後の進むべき道を考える上でも有効な資料なので、もらっておくことをオススメします。
宅建本試験 受験生応援企画
続いてLECです。試験当日16:30分よりLEC各本校により解答速報会が開催されます。ネットでアップされるのは19:00頃になる予定。
LECでは、「成績診断」、「合格基準点予想会」、「本試験 解説会」が行われます。自分の試験の結果を確認した後に、今後の進む方向がある程度見えてくるでしょう。
平成30年度 宅地建物取引士 本試験 解答速報
日建学院は「どこよりも早く」というのがキャッチフレーズです。
「即日Web採点サービス」は、採点結果のメールが試験当日の17時頃より配信が開始される驚異の早さです。
解答速報も16:15からYoutube日建チャンネルにてライブ配信され、17:30ぐらいから合格推定点や総評が公開されます。
少しでも早く結果を知りたいという人は、日建学院の解答速報を確認するのがオススメです。
宅建士試験 解答速報
ユーキャンの解答速報
いくつかの解答速報を見て、総合的に判断したいという人は、資格の大原やユーキャンの解答速報もチェックしておくと良いでしょう。
ユーキャンは例年15:00ぐらいに解答速報がでるので、早めにチェックできるのも受験生にとってはうれしい点です。
自己採点による合格可能性
自己採点によってある程度の合格可能性がわかります。ただし、宅建士試験は毎年何割得点できれば合格というわけではなく、年度によって合格点は変わります。
解答速報では本年度の合格点は、まだわかりませんが各予備校で試験問題の難易度を考慮して、だいたいの合格点の予想を立ててきます。
ただ、あくまでも予想のため、必ずその点数が合格点になるわけではなく、予備校によってはバラツキも出てきます。
その上で、自分の合格可能性を考え、今後進むべき道を考えるべきです。
自己採点による今後の進むべき道
ここからは自己採点の結果によって、今後進むべき道を考えてみます。
合格がほぼ確実の場合
合格予想点も超えて、例年の合格点も超えているなら合格可能性はかなり高いですよね。後は合格発表を楽しみに待てば良いですが、その間にもやれることはまだまだあります。
その一つが「ダブルライセンス」。
宅建士試験でせっかく民法などの法律の勉強をしたのですから、この知識を他の資格の勉強にも活かせます。
例えば行政書士試験は宅建からのステップアップ資格としては、最適な難易度だといえますね。
また、関連の高い不動産資格として、マンション管理士や管理業務主任者。かなりレベルをあげて不動産鑑定士試験に挑戦するのも良いでしょう。
宅建士に登録するためには、一定期間の実務経験が必要ですが、実務経験が2年以上ないような人は、登録実務講習を受けると良いでしょう。
建設産業・不動産業:宅地建物取引士の登録について – 国土交通省
合格が微妙でボーダーライン上の場合
ボーダーライン付近で合格か不合格が微妙という場合は、合格発表までどのように過ごすべきかは、人によって多少異なるでしょう。
どうしても宅建士試験を取る必要のある場合は、もしかして不合格かもしれず再度来年試験を受けることを考え、しっかりと復習などを始めるべきです。
また、合格後別の資格などを狙いたいと人は、多くの試験で試験科目となっている民法をしっかりと勉強することをオススメします。
特に行政書士以上の上位資格になってくると、民法も難易度が上がってきますのでより確実な知識が必要になってきます。
不合格確実の場合
残念ながら合格予想点にもかなり届かないという人は、どのように過ごせば良いのでしょうか?
まずやるべきことは現状をしっかりと認識することです。
例えば十分時間もとって勉強したのに、かなり合格点予想点よりも下回っているというのなら、それは勉強方法に問題があることが多いです。
自分の勉強方法見つめ直し、しっかりと正しい勉強方法の情報を集めることが大切です。
あまり勉強をしてこなかったという人は、もう一度気持ちを切り替えて勉強をするようにするか、サボってしまうのなら、試験をあきらめてしまうのも一つです。難関資格はそれほど甘くはないですから。