資格試験の勉強で過去問集を利用するのは王道的な勉強方法です。
難関資格の場合は、基本書やテキストなどを数冊準備しなければならなかったり、何かと出費が必要だったりします。
できるだけお金を節約して合格をしたいという人が多い中で、ブックオフなどの古本屋では安くなったテキストや過去問集が並んでいたりします。
定価の半額、中には100円という激安価格のものまであります。
法律系資格試験で古い過去問集を使うのはどうなのでしょうか?
基本書や過去問集の値段が高い
法律系資格の合格のためには基本書や過去問集は必要です。
何冊も買う必要はなく、自分に合ったものを選ぶことが大切なのですが、それでも1000円~2000円というレベルではなく、3000円ぐらいする商品が多いです。
難関資格になると、1冊で試験範囲すべてが網羅されているのではなく、分野ごとに分かれているものもあります。
試験範囲が膨大な資格になればかなりの出費になります。
お小遣いから基本書や過去問集を買わないといけないなんて人は、ちょっと財布が厳しいかもしれません。
そんな中、ブックオフのような古本屋を覗いてみると、中古で安い商品が並んでいるのも見かけました。
安い方が良いよね。
と古本ですべて基本書から過去問集まで取り揃えるという人もいるぐらいです。
書店で探せば手間がかかりますが、amazonなどを利用すれば簡単にお目当ての物を購入することができますからね。
古いものでも大丈夫?
古いものでももちろん勉強はできます。しっかりと読んで実践すれば実力をつけることはできるでしょう。
ただし、次の点を注意する必要があります。
最新の法改正に対応していない
古い過去問集や基本書で勉強をすると、解説が最新の法改正に対応していません。
そのため、間違った知識で覚えてしまう可能性もあるので、必ず法改正に対応した解説を読み直す必要があります。
古い過去問集や基本書で勉強して、最新の法改正に対応したものを確認しても良いのですが、それでは効率がとても悪くなります。
そんな効率の悪いことをするのなら、法改正に対応した新しいものを購入してスピーディーに勉強をした方が合格のためには良いでしょう。
最新年度の過去問が掲載されていない
過去問を古いものを使うと、最新年度の過去問が掲載されていません。
そのため、近年の問題をその過去問集では演習をすることができないことになります。
試験によっては最新の過去問をダウンロードできる場合もありますが、解説が十分でない場合もあります。
古い過去問集では最新の問題以外の勉強は、法改正に気をつければ問題はないのですが、最新の物だけは注意が必要です。
特に近年問題形式が変更されたような抜本的な試験制度の改正があった場合は、特に注意が必要です。
安価なことで余分な物を買ってしまう
古い過去問集や基本書は状態によっては、とても安価で手に入れることができる場合があります。
中には100円なんてものもあったりしますので、安いとばかりに余分な物まで買ってしまうことにもなりかねません。
過去問集や基本書は自分に合ったものを選んで、少ないものを何度も繰り返し勉強する方が効果があります。
逆にいろんな過去問集や基本書はつまみ食いのようにさらっと流すだけでは、なかなか実力がつきにくいです。
値段がとても安いからといって、余計な物まで購入をしないように気をつけるようにしましょう。
古いものでも、十分に実力をつけることができます。そのため、お金に余裕がない人は古本を利用するのも一つの方法です。